針葉樹と広葉樹の大きな違いは硬さと木目に違いありにあります。
特に木目に関しては、切り出した木材が柾目か板目によっても異なります。
自生している際に縦にまっすぐ伸びていくのが特徴で、建築においては柱や梁にしやすい傾向があります。
また、植林してからの成長がはやく、その意味でも建築用材としては有益な木材と言えると思います。
成長が早いためか、広葉樹に比べて柔らかく軽量と言われます。柔らかいというのはデメリットではなく、
加工性の高さという面ではメリットになります。
そのほかの特徴として、木目が明瞭で美しさがあり、肌触りが良い。
匂いが強い傾向がある等があります。
針葉樹の例:檜(ひのき)、松、杉など
針葉樹とは対照的に、枝が横に広がっていくように成長します。
また、一般的に針葉樹よりも成長が遅く、固く重い木材となります。
そのような特徴のため、針葉樹に比べて調達性や、加工性などの面で活用難易度が高くなる傾向があります。
硬さを利用して、家具やクワなどの農機具に活用されることも多いです。
ウォールナット、チーク、マホガニーは世界三大銘木と言われ、加工性の高さ、木目、強度が優れているとされています。
広葉樹の例:ナラ、ブナ、ケヤキ、ウォールナットなど
第一の特徴としては、腐敗しにくく、弾力性に優れるという点です。
そのため、総檜造りの家や檜風呂などで活用されています。
ただし、腐敗しにくいのは木の中央に近い芯材と言われる部分で、外周に近い部分はそうではないといわれます。
また、仏閣や神社に広く使われており、 法隆寺は約1300年前に建てられてまだ現存しています。
その要因としてヒノキは経年と共に硬くなる傾向があり、100年後に鉄になると言われています。
それから、ヒノキチオールという成分が含まれており、リラックス効果のある特徴的な香りや防腐効果を発生させます。
木目に関しては杉と似ていますが、杉の方がはっきりした木目になっています。
まず材質として柔らかく、加工しやすいためDIY用木材として広く使われています。
流通量が多いので、価格も比較的安価です。
ホームセンター等ではパイン材として表記され、イエローパイン、ホワイトパイン、アカマツなどが一般的です。
最初は白っぽい色味でも、油分が多く含まれるので、経年劣化で艶のある色味に変化します。
粘り強いので、梁などには使用されることが多いですが、松脂(まつやに)が滲み出ていることを何度か見たことがあります。
また、熱伝導率が低く、フローリングなどに使用すると冬でも寒くなりにくいらしいです。
ただし、曲がって育つので特徴があるので、杉やヒノキに比べてると建築用としては使われることは多くないようです
松脂が防腐作用をもつので、杭などにも使用されることもあるようです。
逆に傷がつきやすいので、食器などには使われることは少ないらしいです。
最後に、松の匂いは森林浴のような香りがします。
杉は日本固有の自生木で、「すぎ」という名前は「まっすぐな木」から来ていると言われます。
木材としては気密性が低く湿気を逃しやすいので、変形や反りの程度も少なく抑えられます。
建築用途としては床材として使われることが多いようです。
木目はヒノキと同じく中心は赤茶やピンク色になっており、少し甘い香りがします。
木材の特徴は、重く硬く反りにくいことです。
傷もつきにくいので、 家具に使用すると長く使い続けることができます。
また、耐水性に優れるので、ウィスキーの樽の材料に使用されます。
オークという木材がありますが、ナラの英語表記がオークになります。
日本、中国、ロシアで採れるものはナラ、北米で採れるのはオークと呼ぶそうです。
ナラの木目は虎斑(トラフ)という特徴的な模様が現れることが多いようで、
漆などで加工することで美しい見た目になります。
木材としての特徴は硬さとしなやかさを併せ持つことです。
しなやかなので曲げ加工にも強く、家具の背もたれや脚に使われることが多いようです。
見た目は白っぽい色味で、柾目には虎斑が生じることがあります。
木材としての特徴は大きく、耐久性が高いことです。
日本では最良の広葉樹として扱われており、大黒柱や梁に使われることが多いようです。
また、お盆やお椀などの漆器、和太鼓や餅つきの臼や杵にも使用されています。
木の見た目は赤っぽい色味で、 くっきりとした木目になっています。
樹形は空に向かって扇型になっており、見分けがつきやすいようです。
ウォールナットとは日本語でくるみの木を指します。
西洋では富の象徴とされるほどの高級木材とされています。
下に記載するチーク、マホガニーと合わせて三大銘木と呼ばれます。
特徴は耐衝撃性、加工性、接着性に優れることです。
反りや曲がりが少なく、楽器にもつかわれます。
見た目はチョコレート色でまっすぐな縦縞の木目をしています。
特徴は硬く丈夫で耐久性が高く、湿気や水に強いことです。
チークには、タール(木から出る黒色の粘性液体)が含まれており、油分が多いことが耐水性が高いことに繋がっています。
その耐水性の高さから、造船用木材として昔は活用されていました。
また、東南アジアの寺院などの建造物にも活用されています。
見た目は独特の筋の通った美しい木目で黄褐色です。
特徴である油分の多さにより、ゴールデンチークカラーと言われる色味に経年変化していきます。
最後の三大銘木のマホガニーは、今では天然木の伐採が制限されていて希少性が高い木材です。
特徴としては軽く、寸法安定性や加工性に優れることです。
ただ、最大の特徴はその高級感のある木目です。
光の光沢の差により縞模様のリボン杢と言われる木目がみられ、楽器のギターなどでよく目にします。